携帯用ハンズフリーアダプタ

2004年11月から改正された道路交通法が施行されて運転中の携帯電話の使用についての規制が厳しくなりました。しかし携帯を手に持たなければ使用してもよいといわれているものの、どこまでなら問題がないのかはっきりしません、警視庁のサイトを見ても原則が書いてあるだけでこの点については不明です。

私はイヤフォンマイクを使用していましたが、カー用品店で東京都ではイヤフォンマイクは違反とみなされるとの掲示を見て驚きました。イヤフォンマイクを使用した場合については各自治体の判断にまかされているとのことですが、これが事実なら神奈川で問題なく使用できたイヤフォンマイクが東京に入ったとたんに違法になって摘発されることになります。

このように恣意的な法の解釈で刑事犯を作り上げるのは法の精神に反していますが、そうはいっても自衛しなければなりません。そこでハンズフリー(スピーカとマイク)アダプタを購入しました。じつはBluetoothのワイヤレスヘッドセット(イヤフォンマイク)をねらっていたので、残念というか、 買ってしまわないでよかったというか複雑な心境です。

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取り付け

私はFOMAを使用しているので平型コネクタを使用しています。見づらいのですが携帯の右側にある黒いものがコネクタです。
付属の丸型プラグ→平型コネクタ変換コネクタを使用しています。
マイクは計器パネルの手前に両面テープで固定してあります。非常に小さなものなのでいろいろな場所に取り付けられます。
上下に傾きを調整できます。
スピーカ兼用の本体は目立たないようにこの位置に両面テープで固定しました。本体には電源ランプと音量調節のボリュームがあります。
ケーブルはダッシュボードの裏側に回しています。

購入したのはSEIWAというメーカーのテブラホンD118というものです。スーパーオートバックスで6,500円くらいで購入しました。付加機能の多い他社製品の方が安く5,000〜6,000円程度でした。

価格は高めでもシンプルなデザインと機能を限定しているところが気に入って購入しました、操作できるのは音量調節だけで電源スイッチもありません 、電源はシガーライターソケットからとります。
しかし受信ボタンも無いので携帯本体で受信しなければならないのは少しばかりやり過ぎの感もあります。

使用感

携帯が鳴ったら携帯本体の受信(Off Hook)ボタンを押して受信状態に入ります。通話が終了したら携帯本体の終了(On Hook)ボタンを押します。自動受信機能などは必要ありませんが、手元での受信ボタンは欲しいところです。

簡単にテストした結果ではこちらの声に走行ノイズが混入することもなく普段とあまり変わりなく届いているようです 。

先方の声は明瞭度を上げるために高音を強調している上にアンプの出力に余裕がないので音量を上げすぎるとキンキンした耳障りな音になり、音も割れてきます。時報(117)の電子音にスピーカが共鳴して非常に耳障りな音になったのには驚きましたが、会話では音量を上げすぎない限り聞きとりやすい音質です。

気をつけなければならないのは双方が同時に話すことはできない点です。ハウリングとエコー防止のためと思いますが、こちらが話している最中に先方が話し始めると先方の声は聞こえますがこちらの声は先方に届きません(先方優先
トランシーバで話をしていると考えればよいでしょう。一見不便に思えるかもしれませんが、普段の電話での会話も一方が話し終えるともう一方が話し始めるパターンなので実用上は問題ありません(話し始めると止まらない相手の場合は問題が出るかもしれません)

マニュアルには双方で同一機種を使用していると問題が出ると書いてありましたがこの機種が一度に普及するとも思えないので大きな問題にはならないでしょう。

まだ実際の場面での使用はそれほどありませんが、トータルで見て実用に耐える製品と感じました。


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