ハンドルの革染め

アテンザのオプションにボディカラーにマッチしたハンドルやシフトノブ、ハンドブレーキレバーなどがあります。ちょっと気の利いたパーツですが高価なので手が出ません。そこで中古パーツを入手して革染めにチャレンジしました。

幸いCAメンバーの方から23S用のハンドルを譲っていただいたので、これでトライしました。

以前革染めの工房に問い合わせたところ革の染め直しはできないので、現在の革を取り除いて新しく染めた革に取り替えて縫い上げるとのことでかなり高い金額を提示されました。
がっかりしていたのですがYahoo!オークションでいろいろサーチしていたら「染めQ」という商品が見つかりました。これはスプレー式で一見塗料に見えるのですが染料なので摩擦にも強く、しかも下地の色より薄い色に染めることもできるようです。

  ハンドルの分解  
  染付け  
  取り付け  
     
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 ハンドルの取り外し/取り付けは非常に危険な作業です、ディーラーやショップなど経験のあるところに頼みましょう。

ハンドルの分解

分解はそれほどむずかしいものではありませんでした。見つかったネジをはずしていけばバラバラになります。
エアーバッグには膨張させるための火薬が入っていますが電気点火ですからそれほど神経質になることもありません。

ハンドルはこの状態で入手しました。
ステアリングスイッチも付いているので、いろいろ改造に使えそうです。
ハンドルの横のカバーを外してネジを取り外します。
ホーン、エアバッグが外れます。
火薬が入っているので取り扱い注意です。
残ったハンドル部分です。
さらにスイッチなどのプラスティックパーツを取り外すとこの状態になります。
   

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染付け

「染めQ」はオークションや通販ではすぐに見つけられるのですが直接行って買える店を探すのは大変でした。東急ハンズでも在庫がなかったり、あっても欲しい色がなかったりという状態でした。結局大手のバイクショップで在庫があるところを見つけて購入しました。
このバイクショップでは値引き無しで2,000円ちょっとでした。

通販などでは1,980円が相場のようですが、送料、振り込み手数料などを加えると高くなります。
通販の一部には1,800円前後で販売しているところもありましたが、送料が相場を大幅に上回る800円以上だったりして総額では1,980円のショップより高くつくようです、あまりきれいな商売ではありません。

購入した「染めQ」です、ボディカラーに合わせて赤にしました。
鮮やかな発色にするには下地に白を塗るとよいようです。販売店の店員さんによれば「銀色の上なら下地塗りはいらないでしょう」とのことで白は買いませんでしたが、結果的に下塗りは必要でした。
グリップ部の汚れと脂分をマジクリーンで落とした後十分乾燥させ、さらにラッカーシンナーで脱脂しました。
専用の洗浄剤も売られていますが、これで十分だと思います。
塗る部分以外はマスキングテープと新聞紙でカバーします。
境目はていねいにマスキングしないと塗料が染み込んで汚い仕上がりになります。
染め始めたところです。
染料が浮いてしまうこともなく染み込んでいくのですが、何度染めを重ねても色が暗く沈んでしまい、鮮やかな発色になりません。
白で下地を作っておくべきだったと後悔しましたがもう後戻りできません、結局こんなせまい面積なのに2,000円のスプレーを一本使ってしまいました。


AFTER


BEFORE

目指したベロシティレッド調にはなりませんでしたが、落ち着いたワインレッドに仕上がり 、これはこれで気に入っています。
厚塗りしたせいかつや消しになっていますが、使用すればつやが出てきそうです。
ボンネットの上に置いてみました、思ったより違和感はありませんでした。
   

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取り付け

 危険!ハンドルの取り外し/取り付けは二つの 点で非常に危険です。

1.エアバッグが作動する危険性
2.ハンドルの取り外しが固いので力を入れると抜けた反動で怪我をする

この危険を避けるため、以下の注意が必要です

自分で作業せずにディーラーやショップに作業を依頼するようにしましょう。

交換前の状態です。

必ずバッテリーのマイナス端子を外しておきます、エアバッグが誤作動したときの危険は冗談ではすみません。

クラクションの取り付けネジ2本を外しま した。

 これ以降の作業は危険なので、詳細説明はしません。
   自分で作業しないでディーラー等に依頼してください。

エアバッグのユニットが取り外せるようになりま した。
コネクタを外してエアバッグのユニットを取り外した状態です。
中央のナットがハンドルを固定しています。
ナットは十字レンチで取り外しました。
非常に固かったのでプラスチックハンマーを使用しました。
 ナットを取り外すと危険!

ナットは2mm程度浮かせるだけにして、ハンドルが抜けないようにして作業しました。ハンドルは非常に固く取り付けられているので力を入れないと抜けません、このときナットが無いと抜いた反動でケガをするおそれがあります。

ハンドルを取り外した状態です。
これから後はハンドルを入替えて逆の手順で取り付けました。


AFTER

BEFORE
23Zは黒一色の内装が魅力ですがワンポイントでボディカラーが入ると統一感を乱さずに華やかさが加わりました。
   

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